東京工業大学 第二類(第一志望)で(現役)合格しました。
僕が物理ネット予備校に出会ったのは高3の夏の始まりごろでした。
当時の僕は、簡単な問題集を無意味に何度も解いて、その時その時の学校のテストなどは好成績で乗り切れていたのですが、総合的な知識を問われる入試問題になると全く手が動かない、というような状態でした。
しかし、学校のテストの成績は良いからそれで満足している自分がいました。
自分がそのような状態にあると気付いて変えなければならないと思ったのがちょうどその夏でした。ところが何を変えたらいいか分からないのです。
そこで僕はそもそも今まで自分がしてきたアプローチとは全く違う、「微積物理」というのをうたっている、田原の物理の無料講座を、藁をもすがる気持ちで受講したのです。
「微積物理」と聞いて身構えていましたが、そこではとんでもなく不思議なことをやっているわけではなく、物理とはどういう学問かということから、それを説明するために数学が出てくる必然性が理解できました。
物理と微積分、否、物理と数学は切り離せないものであったのです。
田原先生の講義は一つ一つ定義など丁寧に説明してくれた上で、その場で例題を解くことで即戦力になるような指導をしてくれます。
ただ、こういうと、上で述べた「簡単な問題集」というのと変わらないように感じられるかもしてませんが、なぜか、先生の例題を解いていると、何かが「繋がっていく」感じがしました。
僕は東工大しか受けていないのですが、結果として、力を出し切れました。手ごたえとしては八割はいったと思います。
逆に物理の勉強で微積などを使っていないひとで僕よりも物理が出来てる人がいたのですが、そういう人たちは何で入試問題が解けるのか、教えてほしいものです。そういう意味では、僕は高校物理はとても苦手だったんだと思います。
それでもここまでできるようになったのは、数学の力を借りることの重要さを理解できたおかげで、それを理解できたのは田原先生のおかげということです。
ちなみに、僕が物理の勉強で使ったのは、田原の物理と過去問と新物理入門です。なぜ新物理入門も使ったかというと、田原先生自身が自分の講義の内容とこの本の内容を区別していらっしゃったからです。
これを手を動かしながら読んでは、講義を受けることを繰り返していました。
新物理入門でなんとなくわかった事が、授業を受け、授業の中で出てくる例題もあわせることによって、輪郭がはっきりしますし、授業で問題の解き方はよく理解できたけど実態がよくわからないとなったとき、本で理解を深められたと思います。
田原先生、ありがとうございました。