こんにちは。
国立大学の後期試験の発表も昨日で終わり、一段落をつけているところです。
一段落といっても、結果は残せませんでした。
その意味では、期待に添えていないので、このような書き出しになってしまうことを恐縮しています。
受験を決意しました。
私は、38歳を目前にした男性です。
(多分、先生と同年代なのではないでしょうか)
昨年まで、様々な職業を経てきました。そして、社会経験を自分なりに経た結果として、本格的に医学を学び医師になろうと思いたち、昨年受験を決意しました。(この決意をするまでは、かなりの紆余曲折をしましたが、このメールの趣旨ではないので割愛します)
どうせ受験をするならば
そして、今年の大学入試の最終合格を狙うことはさすがに難しすぎると思い、とはいえどうせ受験するのであれば、とことん難しいところを目指そうと思い、自宅から歩いていける範囲にあった「九州大学 医学部医学科」を受験してみることにしました。
偏差値などを見て「目がテン・・・・」という状態にはなりましたが、記念受験などという失礼なことをしないように、逆にトコトンやり込む意欲をもったことも事実です。
去年の9月、教材をそろえはじめる
さて、このような決意をしつつ、教材を揃えること自体から始めようと動き出したのが去年の9月の中旬ぐらいでした。
しかし、一応、高校卒業時において大学入試の経験はあるものの、その経験からは既にちょうど20年のブランクを経ており、全ての教科において何も知識が残っていないので、一つ一つの教科において対策を考えること自体が相当な時間を要する有様でした。
教材自体を揃えようと本屋さんに行ったり、ネットで高校生や受験生のHPを拝見させてもらって、文字通り一からの準備です。
「物理」という言葉を口から発するのも、20年振りだったのかもしれません・・・
特に物理にいたっては、正直に言うと、全ての教科の中で、一番の苦労を感じました。
物理の苦手意識が強く・・・
20年前の高校生のときは理系クラスでしたが、物理の苦手意識は相当なものがあり、それは今でも夢に出てきそうなほどの恐怖心があったほどです。意味が分っていない公式の暗記とその当てはめという記憶しかありませんでした。
そういう中にあって暗中模索に陥っていたところ、幾つかのHPで田原先生のことを紹介している記事があり、さっそく、無料講座を試させてもらいました。
無料講座で、良いか悪いか、判断がつきませんでしたが・・・
正直に言うと、微分・積分すらも全く覚えていない状態でしたので、無料講座を受講した時点では、それが良いのか悪いのか・自分に合っているのか否かが分りませんでした。
思い切って始めました
しかし、一から参考書を読みつつ始めたり、時期的に予備校に通ってゼロからスタートするのは、生活環境上難しかったので、藁にもすがる思いで、申込みを決意し、始めてしまいました。この衝動的な思い付きは、ある意味では危険なことなのでしょうが、そのときの自分には、こうする以外には無かったと思います。
ひたすら受講を繰り返す
そして、約半年弱の期間、基本編は約4回・応用編は約3回繰り返しました。
最初の2回は、、、、、、、、、大変に申し訳ないのですが、サッパリ理解できない有り様でした。
講義を受ける前の段階の問題として、あまりにも予備知識が無さ過ぎたのだと思います。
「なんで?」とパソコンの画面にケンカする!
簡単な本でよかったので、物理の基本的な全体像をまずはやるべきだったと今では後悔しています。
途中、何度も、「なんで、こんな難しい解き方をするの??」ってパソコンの画面にケンカをしてしまったほどです。
3回目の受講で、霧が晴れた!!
それでも、物理の全体を掴むことで必死で、文字通り喰らい付きました。
そうすると、3回目で何とか視界が開けてきました。霧が晴れるという感じでした。4倍速では無理でしたが、2倍速で理解が追い付ける状態になりました。
4回目で、講座の「輝き」を実感
基本編は4回目に至ったとき、その講座の持っている「輝き」が実感出来たほどです。
応用編も4回目でそのような体験をしたかったのですが、時期的に時間の余裕が残されていませんで、かなり悔しい思いをさせられました。
ゼロからのスタートで、センター試験で、なんと92点!
このような状況にあって、ゼロからのスタートの結果、センター試験の物理は【92点】でした。
自分でもビックリの点数です。
(個人的なことですが、他の科目でも8割以上の点数を取れていたものの、個人的に苦手意識がある数学において、両科目とも60点台という悲惨な点数を取ってしまいました。さすがに練習量を稼ぐための時間の確保が果たせませんでした)
前期試験でも8割!自信がついた
さて、それから30日ぐらいの間、九大の前期試験に向けての対策ですが、他の教科のとの兼ね合いもあり、思う存分野対策を講じられたというわけではありませんでしたが、講義で扱ってくれた160問の苦手部分を解きなおしたり、それに関連した「名問の森」を何問か取り組んだりと、自分なりに最後の追い込みを掛けてみました。
九大の前期試験における物理ですが、難しさはもちろん感じました。
それでも、全く分らないわけではなく、講義でやったことを踏まえたうえで、十分に問題と格闘することが出来ました。自己採点の結果においても8割以上は点数を取れていると思います。
自分でも、このことはかなりの自信が付きました。
来年こそ結果を残したい!
それと、物理ではないのですが、是非に九大の今年の数学の第5問をご覧になってください。
これって物理の問題・・・・????と、一瞬ためらってしまうような問題です。それも、微分・積分を利用した力学編の物理。先生のテキストからそのまま抜粋したような問題でした。
このような思いを持ちつつも、今年は、結果を残すことが出来ませんでした。
今になっては以上のような好運(!?)に恵まれていましたので、残念で仕方がありません。
ですが、来年こそは結果を残したいと決意しています。
そういう意味で、締め切り最終日ですが、無料更新のお願いのための感想文の送信をさせてもらうことにしました。よろしくお願いします。