微積分を使ったわかりやすい「田原の物理」オンライン講座。東大、京大合格他、医学部再受験、学士編入、電験三種、弁理士試験など社会人にもおすすめ

受講体験談22

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    radiologistさん

    受講体験談22

私が「田原の物理」と出会えてよかったことは、高校のときに履修できなかった物理を学ぶことができたということ以上に、物理以外にも通用する勉強法のヒントを教わることができたことにあります。

① 体系的に思考することの大切さ。
ここでいう体系的な思考とは、どのような問いに対しても決まった流れにしたがって思考するということです(力学で言えば、座標の設定→力の書き出し→運動方程式の立式→…)。そして勉強とは、「体系的思考」という武器を手に多くの問いに臨み、満足に答えられない問いに遭遇する度に手持ちの「体系的思考」を見直し必要があれば修正するという作業を繰り返すことで、「体系的思考」を自分に合ったオリジナルかつ盤石なものに鍛え上げていく過程であると私は考えています。

「田原の物理」は、物理の「体系的思考」の叩き台を完成形に近い形で与えてくれます。物理学は最も体系化された学問といっても過言でないので、体系的に思考しやすい科目であるとは思いますが、ほかの分野でも(ときには自分で叩き台をつくる必要があるかもしれませんが)体系的に思考することは可能ですし、そうすべきであると私は思います。

② 具体から抽象、そしてまた具体へ。直観的理解の大切さ。
小、中、高と学校で学んできたことを振り返ると、らせん階段を上るように、同じような内容を、具体的なものから、より抽象的なものへと形を変えつつ学んできたように思います。高校では数式を用いて様々な現象を表現し、統一的に扱うことが重んじられていたように思います。確かに数式を用いると機械的にいろいろな現象を説明でき、理解したような気にさせられます。しかし「田原の物理」を通して、そのような理解は直観的理解とは異なり、納得には至らないことに気づかされました。紙とペンを使ってゴリゴリ計算してはじめて現象がみえるのと、直観的に現象を理解しているのとでは、先の見通しの良さが雲泥の差です。ただ、直観的理解とはいっても単なる勘では妄想です。真の直観的理解に至るために、数式や、数式操作を具体的にイメージする方法、定性的に解釈する方法を田原先生は教えてくださいました。

③思考の整理の大切さ。
自分で理解できたつもりでも、いざ人に説明するとなると、いかに自分の頭の中がいかに整理できていないかということに気づかされることがよくあります。②に通じるところがありますが、思考を整理するのに有効な方法の1つとして、情報の視覚化というものを田原先生に教わりました。「田原の物理」では放物運動型の運動をv-tグラフを用いて考えますが、速度はもちろん加速度、変位といった情報が同じひとつのv-tグラフに集約されており、非常に優れものです。これをヒントに単振動型の運動でも位置と速度をひとつの図にあらわす方法(等速円運動する点を、変位をあらわす軸を時計回りに90度まわした軸に正射影するとx’/ωになる)を考え実践してみたところ、だいぶ思考の負荷が軽減されたように思います。ほかにもいろいろ応用できそうです。