微積分を使ったわかりやすい「田原の物理」オンライン講座。東大、京大合格他、医学部再受験、学士編入、電験三種、弁理士試験など社会人にもおすすめ

田原真人の物理とは

「田原の物理」は、微積分を使います。そのことで、「え?」と抵抗感を感じる人もいるかもしれません。微積分なんて必要ないじゃん、と思う人もいるでしょう。でも、私は、「分かる」→「楽しい」→「できる」→「もっとやりたい」の「好きサイクル」をまわせるようになるためにとても有効だと思います。

微積分を使う理由は・・「分かる」を受講者のもとに取り戻すため

実は、高校生のとき、私はかなり物理が苦手でした。100点満点中、13点をとったぐらいです。高校時代、物理については、こういう不安がありました。

●今、何をやっているのか分からない不安

● 暗記することにうんざり

● よく分からないままに数式でガリガリやって疲れる

そして、一番の問題は、物理とは、そもそも何がしたいのか、その目的が分からないことでした。ルールがわからないゲームを、説明書なしで、適当に操作しているような不安感でした。たまに点数がとれても、自分の方向性も分からず、ただボタンを押し続けていているのが私でした。どうやっても分からない、参考書や問題集に手を出しても、混乱するばかりでした。現役での受験もうまくいきませんでした。将来への焦燥感と自分の能力不足への失望感で、未来が見えなくなりそうでした。

そんな気持ちで予備校に入学しました。そこで、物理の授業に出て衝撃を受けました。その先生は、「物理の体系」を伝えてくれました。微積分を使い「物理の本質」を重視する、学問としての物理の授業でした。もう、高校物理の教科書は全く要りませんでした。かなり高度な授業でしたが、納得できる授業を受け、物理が大好きになってしまった私には、ついていくことも苦でなかったす。むしろ、楽しすぎるぐらいでした。本当にすばらしい体験でした。

おおもとのところ(物理の体系)を把握させるそのすばらしい授業で、感動しました。はじめて、ゲームのルールを教えてもらい、ゲームに参加し、主体的にボタンをおせるような感覚を得たのです。分からない自分が悪い、という自己嫌悪から解放されました。だから、受講生の方にも知ってほしいのです。物理は、微積分のところからやれば、「分かる」体験ができるんです。どんどん楽しくなるんです。物理ネット予備校が提唱する「好きサイクル」は、私の体験がもとになっています。

早稲田大学では応用物理学科にすすみ、結局、大学院の博士課程まで進学しました。

微積分さえ使えばいいわけではない、物理のバックボーンがあればいいわけではないと知る。

その後、予備校で教えるという話が決まりました。
博士課程まですすんだ自分は、大学受験範囲の物理の理解は十分なはずでした。自分の方法で教えるぞ、と気合が入っていました。

ところが、ここで問題が生じたのです。

時期は9月でした。後期の授業の新しい先生、として雇われた私は、何の実績もありません。
「今までのやりかたを捨てよう!」といっても、生徒は信用できなかったのです。

それはそうです。予備校の教壇にはじめてたつという二十代の先生。当然、無名です。大勢の前で話をする機会だって多くありませんでしたから、どこか緊張しています。その先生が、「僕の物理のやりかたは本質を教えるんだ!みんな、今までのやりかたを捨てよう!このやり方でやろう!」と後期に言うのです。今思えば…誰も訊く耳を持たなくて当然です。

1回目、2回目と、生徒はどんどん減っていきました。教室に空席が目立つようになってきました。

焦りました。予備校との契約は、3月まででした。評判が悪ければ、契約をきられてしまうことでしょう。

残ってくれたのは、わずか15人程でした。

私は、必死で工夫をしました。

物理の本質を理解している、というところには自信があります。問題は、それを伝える術でした。今まで、自分が学んだことを「アウトプット」していなかったのです。人にわかってもらうには、分かってもらえるようなはなし方をしなくてはいけないのです。

分かりやすく伝えるために

そのため、こういう工夫をしました。

● たとえ話などで、分かりやすく、映像的にイメージさせる→理解が深まる

● 解答の手順をステップ式にして明快にする→類題も解けるようになる

● なぜそのステップで解けるのかというところまで説明する→疑問がなくなり記憶が強まる

そうやって教えていくと、クラスに残ってくれた生徒の目に、輝きが見え始めました。生徒が、質問にくるようになりました。僕は、必死で教えました。入試問題もいくつも解きました。生徒が、「物理が分かるようになった」「物理が好きになった」と報告してくれるようになりました。

その年、僕の教えていた生徒のなかから、東大の合格者、東北大の医学部の合格者がでました。

4月、予備校のパンフレットを眺めていると、東大に合格した生徒、東北大に合格した生徒の合格体験記がありました。

二人ともが、「田原先生のおかげで、物理が分かるようになりました、本番でも自信をもって問題を解くことができました」と書いてくれていました。

涙がでました。

本当にうれしい出来事でした。

「本当の物理」を教えさえすればいい、と思っていた自分の思い上がりに、初年度に気づくことができたことが、今の「田原の物理」をつくっています。

「田原の物理」は、決して、「優秀」な人だけのものではありません。講師の私も、物理が苦手だった一人です。だから、物理が苦手な人、学校の授業にあわないと感じている人、公式を暗記するようなやり方に苦痛を感じる人、理解の速度がゆっくりだと感じている人、そんな人たちが、「分かる」を自分たちのもとに取り戻してほしいと思います。「分かる」→「楽しい」→ 「できる」→「もっとやりたい」の「好きサイクル」をまわせる場所が物理ネット予備校です。