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フィズヨビワークショップ第1期レポート(その1)

フィズヨビの田原です。

2週間のワークショップが終わりました。

「一体、何やるの?」

みたいな雰囲気で静かに始まるのは、いつものこと。

だって、やることが全部決まっているより、参加している人の動きから作っていった方が面白いから。

Zoomに集まったオープニングセッションでは、1人ずつ、自己紹介をしていきました。

僕は、この時間が、結構、好きなんですよね。

場が、じわぁーっと暖まってくるような感じ。

今回は、どんなドラマが始まるのかな?って身体で感じている状態。

自分の声だけじゃなく、参加者から上がってくる声に耳を傾けて、

「みんな、何したいのかな?」

って受け止めて、それらが混ぜ合わさっていく方向を見いだそうとしている。

フィズヨビワークショップの参加者は、年齢も、参加動機もバラバラ。こんな感じ。

・カズさん:博士号もっている建築家。暴走列車。僕の言うことにチャチャ入れてくれる人。

・とおるさん:医学部目指して浪人中。周りを巻き込む不思議な才能あり。

・もんちゃん:去年からフィズヨビWSに出ている一浪生。学生団体で活動していたりして、いろいろ頼もしい。

・メイさん:医学部目指して浪人中。優れた内省力を持つ。ときどき、押しが強いお姉さんキャラに変身。

・くりさん:京大志望の浪人生。初参加。静かな語り口の後ろに、学びに対する熱い想いを感じさせる。

・ひだまりさん:医学部を目指す社会人。初参加。お産の話で、美香さん、あおらさんと盛り上がる。

・久さん:定年した中学理科教師。基本的な内容を、田原よりも分かりやすく教える(by カズさん)

・今村さん:高校の物理教師。帰省先で「ちょっと勉強会に出るためにコンビニ行ってきます」と、家族から怪しまれるリスクを冒して車内からスマホで参加。

・村上さん:高校をやめて、自分と繋がる生き方を選んだ17歳。学びの仕組みに興味があって参加。

・美香さん:物理の塾講師。年々、縁が深まる一方。この場が立ち上がっていくことにエネルギーを注いでくれている。

・山中さん:スキンヘッドでサングラスの強面の数学&予備校講師。魂の脱植民地化のキーワードで結ばれてチームに加わる。数学ゼミナールも開講決定。

・浅井さん:フィズヨビをずっと支えてくれているアドバイザー。今回、カズさんの天敵に認定。

・あおらさん:グラレコファシリテーター。おもろいところに現れては、場をグラフィックで可視化してくれる。

これに、田原を加えた14名で、学びの旅が始まりました。

第1週のテーマは、「物理学の前提を見直してみよう!」

問題を解くというところに最適化するんじゃなくって、そもそも物理学って何をやっているの?という大前提のところに疑問を持って、疑問を出してみよう!ということで、グループに分かれて、みんなで考えました。

そのときにみんなに言ったのは、「答は、明日から考えるから、今日は、疑問だけねーーー」という疑問縛り。

「そう言われると、答えたくなっちゃうな」とか言いながら、ワイワイガヤガヤやっているうちに、たくさんの疑問が出てきました。

みんなから出てきた疑問の一部を紹介するとこんな感じ。

古典力学の仮定はどんなもの?
力学的自然観とは?
準静的過程ってどんなこと?どうして、そんな過程を考えるの?
物理がわかるとピッチングが変わるのか?
物理と入試物理の違い
どうして自然を全て数学で表そうとするの?
物が落ちるという現象が物理で説明できると、それはどういう事に発展していけるのか??
滑車に質量があると、どうして困るの?
弾性衝突って、どのくらい現実的なの?
物理の問題を解く時に近似を使うけど、近似って何?どう使うの?
現象と数式は本当に結びついているの?
2物体間に重力の影響が生じるのに時間がかかるか?かかるとすれば測れるか?
慣性質量と重力質量の違いは?
軽くて細い糸を使わないと、どんなことが起こるの?
物理というのは人の視点から物を見ているのか? 現象となる物体から世界を見ているのか?
物理は数学を基盤にしているけど、なにを持って数学を正しいとしているのか。
根底からの学びってどんなのかな?
座標は、どこに固定するの?
物理はどうやって自然を理解しているの?
物理を学ぶと物理以外にどう活かせるか
古典力学(ニュートン力学)の世界観(モデル化)のイメージを絵で描くとどんな感じ?
物理と数学はどこに境界線があるのか?
質点とは何? なぜ、質点を考えるの?
日常の言葉と数式との繋がりの埋め方は?

これらの質問に対して、1週間、Moodleの掲示板に、みんなで書き込んでいきました。

とはいえ、どうやって考えたら良いか分らない。何を書き込んだらよいのか分からない。疑問もなかなか出てこないという悩みも出ていました。

年の功もあって、抽象的な思考に慣れているカズさんが、ガンガン書き込み、そこに、浅井さんやもんちゃんが加わる展開。呆然とする初参加の2人。とりあえず関わったものの、うまくいかないことでストレスを溜めるとおるさん。

それでも、くりさん、ひだまりさんは、何とか初投稿を行い、なんとか食らいついていました。

課題のほうで苦心している一方で、自己紹介フォーラムと、何でも広場のほうは、別の盛り上がりを見せていて、「アクティブバース」というお産の方法で、ママ3人が共通点を見いだして盛り上がっていたり、今村さんの「ローソンその後」という投稿に笑ったり・・・。

カズさんととおるさんが管理してくれているオンライン自習室に集まって、参加者同士でおしゃべりしながら教えあったり・・・と、徐々に場がほぐれてきました。

そして、迎えた第1週の振り返りセッション。

Zoomに集まって行ったセッションの最後に、波乱が待っていました。